火渡り祭

3月12日(日)

桃の節句を過ぎて、冬着のままでは少し暑い陽気となってきました。

12日(日)に高尾山に春を呼ぶ『火渡り祭』が執り行われましたので、

写真で振り返ってみたいと思います。

火渡り祭は山伏が各所を法楽しながらの練行で幕をあけます。

不動院で法楽をあげ、祈祷殿を目指す

甲州街道をゆく

祈祷殿にて法楽をあげ、祭場へ

いよいよ儀式の始まり、大祇師を本座へ案内する

各地よりご参集の先達を設けの御席へご案内申し上げる

熾きたばかりの浄火で場内の不浄を焼き尽くす

大地を震わすような床堅の儀式

柴燈護摩で大切な壇木を切り出す作法 神斧の儀式

道場内と自身の魔を断つ寶剣の儀式

各方位へ五本の矢を放つ法弓の儀式

ご本尊様への願いを奏上し、御壇木の御志納者の芳名を読み上げる

清浄無垢の閼伽水をご本尊さまにお供えする

ご本尊様おそばの燈明より浄火を頂き、いよいよ点火

梵天札の御輿を立ち上る煙で加持する

巻き上がる炎に立ち向かう山伏

御信徒の皆様の願いの込められた撫で木を火中に投じる

熱湯を浴び自身の心身を清める湯加持

本日の火生三昧の趣旨をご本尊様に敬白する

清浄払いの後、火生三昧が始まる

灼熱の地面を素足で渡る

足元だけではなく、全身を熱気が覆う

怯むことなく続々と渡る山伏達

山伏に続き、ご信徒の皆様も火生三昧へ

老若男女国籍を問わず多くの方が参加された

渡火を終えへお加持を受けるご信徒。充実した顔でご本尊さまに手を合わせていました。

最後の一人が無事に渡り終えると火渡り祭は終了。時計は16時を回っていました。

東日本大震災の七回忌を迎え、黙祷から始まった火渡り祭。併設の献香台では、

多くの方々が手を合わせていらっしゃいました。

そろそろ自分だけは大丈夫と気が緩む頃でしょうか。火渡り同様火傷に注意です。

天狗の落とし文

慣れすぎない