高尾山ブログ 天狗のひとり言


高尾山献上そば行列


2月 06

2011年2月5日(土)

 

 

 

     高尾山冬そばキャンペーン(1/23~3/31)の一環として献上そば行列が

     行われました。

     冬そば実行委員会の峰尾会長からご挨拶と高尾山のそばの始まりと

     献上そばについての説明がありました。その昔は、高尾山付近では、

     地盤の関係から良い自然薯が採れ、トロロが名物になったというお話や、

     今では大和芋を用いてるといったお話がありました。

     つづいて、本日御祈祷をする僧侶より薬王院についての話や法螺貝の

     実演などがありました。

     いよいよ、そば打ちの始まりです。栄茶屋のご主人の実況解説が付く中、

     職人の方があっというまに、こねて、のして、切ってしまいます。

     それに合わせて僧侶が御祈祷をし、ご本堂に向けて献上するおそばを

     御輿にのせて行列のスタートです。

     一般の方も列に加わり賑やかな行列となりました。

     ご本堂では峰尾会長から御貫首に献上のおそばが手渡され、御本尊様の

     御宝前に奉納されました。

     土曜日ということもあり大勢の方が御護摩に参加し、各お店屋さんも商売

     繁盛等を熱心にお願いしていました。

     参加者には御護摩の後、記念品が配られました。

     御護摩の後は少し冷え込んできましたが、温かいおそばが恋しくなるひと時

     でした。

     今回のキャンペーンには19店のおそば屋さんが参加しています。お参りの

     際には是非、高尾山のおそば巡りをしてみてはいかがでしょうか?

 

    人生の道しるべ

 

    雨洗風磨(雨に洗い風に磨く)

 

    辛苦して修行(努力)してこそ

 

    本物に巡りあう




節分会追儺式


2月 06

2011年2月3日(木)

 

 

 

     今年も早朝5時から節分の豆撒きが行われました。お天気にも恵まれました。

     高尾山の「節分会追儺式」は、一般の歳男・歳女、そして相撲協会の片男波

     部屋、北島三郎さん他芸能人、特別招待者の御護摩修行者が大勢参加され

     盛大に行われます。

     今年は、計7回の御護摩修行終了後に豆撒きが行われ、御貫首が「謹んで

     祈り奉る、仏法興隆・万民豊楽・信徒安全・山内安全・福は内」と唱え福豆を

     撒くと参加者の「福は内」という掛声がご本堂内に響きました。引き続いて、

     歳男・歳女の方や招待者の方が本堂の前に場所をかえ豆撒きを行いました。

     各回とも歳男・歳女の方や人気者からの福を戴こうとご本堂の前は超満員と

     なりました。

     高尾山では豆撒きの時「福は内」とだけ唱えて「鬼は外」を唱えません。

     高尾山には鬼がいないからでしょうか?鬼にも寛容なのでしょうか?

     それともこころを鬼にして事にあたるとき、鬼がいないと困るからでしょうか?

     みなさんのご家庭では、どのような掛声で豆撒きをしましたか?

     最後に、混雑の折、種種不行き届きの点ございましたが、御来山された皆様

     のご協力により例年にもまして盛大に魔事なく節分会を執り行う事ができ、

     深く感謝いたします。

 

     

 

    人生の道しるべ

 

    一福延壽(いっぷくえんじゅ)

 

    たとえ小さな事であっても

 

    そこに感謝の心があるならば

 

    大きな幸福が巡って来る